未来完了と未来完了進行形

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未来完了とは、未来の一点ではどうなのか、を表す未来時制の一種です。「will have + 過去分詞」で表現し、用法は次の三つです。

①完了・結果 ~しているだろう。
②経験 ~したことになるだろう。
③継続 ずっと~であろう。~になるだろう。⇒継続用法には、進行形があります。「will have been ~ing


①完了・結果

未来のある時までの動作の完了「~しているだろう」。未来のある時での動作の結果「~してしまっているだろう(その結果・・・となっているだろう)」

●I will have finished the work by the time you come here.
(あなたがここに来る頃までには、その仕事を終えているだろう。)…by the time~ は副詞節なので、単純未来は現在時制で

●They will have gone home by eight this evening.
(今日の夜8時までには、彼らは帰宅していることだろう。〔ここにはいないだろう〕)


②経験

未来のある時までの経験「~したことになるだろう」。

●I will have read the book three times if I read it again.
(もし再びその本を読めば、3回読んだことになるだろう。)…if~ は副詞節なので、単純未来は現在時制で


③継続

未来のある時までの動作・状態の継続「ずっと~であろう、~になるだろう」。

●I will have lived here for five months this weekend.
(今週末でここに5ヶ月住んだことになる。)

●I will have known her for three years next month.
(来月で彼女と知り合って3年になる。)



未来完了進行形

継続用法で用いられ、will have been + ~ing で、「(未来のある時まで)ずっと~しているだろう、~することになる」。

●I will have been reading the book for three hours by ten o'clock this evening.
(今夜10時で、3時間その本を読んでいることになる。⇒今夜10時の未来の一点で本を読んでいる。)


※上の文のreadのように、継続用法動作を表す動詞は、未来の一点でも動作は進行中なので、未来完了進行形になります。know など、本来進行形にならない動詞は、進行形にしてはいけません。ただし、未来完了進行形は今日あまり使われませんので、見かける機会はほとんどないでしょう。



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