形式目的語 itの用法_高校英語

代名詞の一覧

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形式目的語(仮目的語)の代名詞 itは、並び替え問題や下線部和訳などでよく出題されます。 find, make, think, などの5文型(SVOC)をとる動詞に形式目的語が多く見られます。

形式目的語が用いられるのは、it … to do~. と it … (that/whether/疑問詞) S+V~. のタイプがあります。



形式目的語 it

形式目的語it は、名詞句や名詞節の代替となります。①名詞句:不定詞や動名詞を伴う句②名詞節:that, whether, 疑問詞 です。


①it=名詞句 の場合

不定詞の to do や、動名詞の doing の代わりに、形式目的語として it を置き、to do, doing はC(補語)の後ろへ配置します。it は、to do, doing 以下を指し、「それ」と和訳してはいけません。

● 不定詞の形式目的語例文

 →I found it impossible to accomplish the task in an hour.
 (一時間でその仕事を完成させるのは不可能だとわかった。)
  [ S V O C to do]

 →He makes it a rule to take a walk everyday.
 (彼は毎日散歩することにしている。)
  [ S V O C to do]
 ※make it a rule to do~ 「~することにしている」

● 動名詞の形式目的語例文

 →I thought it of no use making haste with the task.
 (仕事を急いでやっても無駄だと思った。)
  [ S V O C doing]



②It=名詞節 の場合

接続詞の that, wether, 疑問詞 の代わりに、形式目的語として it を置き、接続詞などは後ろへ配置します。it は、接続詞など 以下を指し、「それ」と和訳してはいけません。

● that節の形式目的語例文

 →She kept it secret that she resold the bag at an auction.
 (彼女はそのバッグをオークションで転売したことを秘密にしていた。)
  [ S V O C that S+V]

● whether節の形式目的語例文

 →Rick thought it doughtful whether she kept the bag he had given to her.
 (リックはプレゼントしたバッグを彼女が所持しているのか疑わしく思っていた。)
  [ S V O C whether S+V]

● 疑問詞の形式目的語例文

 She made it clear where the bag was.
 (彼女はバッグがどこにあるのかを白状した。)
  [ S V O C 疑問詞 S+V]



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