接続詞の問題③_大学入試センター試験


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接続詞の問題


1.次の文の(  )内に、適する語を選択しましょう。

(1) Last winter was rather unusual (  ) that very little snow fell in northern Japan.

1.about 2.by 3.in 4.on


●解説

in that S+Vで、「SがVという点で」という群接続詞です。

よって正解は、3.inです。

日本語訳:「昨冬は北日本でほぼ雪が降らなかったという点で、かなり異例なことだった。」

※群接続詞の確認は、群接続詞と相関接続詞を参照してください。



(2) My plans for studying abroad depend on (  ) I can get a scholarship.

1.that 2.what 3.whether 4.which


●解説

depend on~は、「~に左右される、~次第である」という意味です。on の目的語(名詞節)をつくる接続詞を考えます。

depend on whether~で「~かどうかによる」。よって正解は、3.whetherです。

※ depend on it that S+V~という構文があり、これは「SがVであることを当てにする」という意味で、itは形式目的語になります。 itを省略して、depend on that ~という形では用いることができません。よって、この問題でthatを選ぶのは不可となります。

日本語訳:「私の留学計画は、奨学金が得られるか次第だ。」



(3) We'll be able to get home on time as ( A ) as the roads are ( B ).

1.A:far B:blocked
2.A:far B:clear
3.A:long B:blocked
4.A:long B:clear


●解説

前半に、「時間通り帰宅できる」とあるので、後半の as ( A ) as以下 が、「~でさえあれば」という”条件”を表すことが想像できます。as far as~は、「~の範囲内で」という意味なので、ここでは却下します。

意味のつながりを考えると、「道路がすいていれば」となり、4.A:long B:clear を選択できます。※ as long as~ ≒ if only~「~でさえあれば」

日本語訳:「道路がすいてさえいれば、時間通りに帰宅できるだろう。」




(4) This food tastes terrible! I couldn't eat it (  ) I were starving.

1.after
2.because
3.even if
4.only when


●解説

前の文に、「この食べ物の味はひどい」とあり、後の文には、「それを食べられない」とあるので、(  ) I were starving.は、「たとえ飢えていたとしても」という意味になると想像できます。

さらに、'I were'となっていることから、仮定法過去の条件節だと気づけば、容易に正解を導けるでしょう。したがって、3.even if が答えとなります。

日本語訳:「この食べ物の味はひどい。たとえ飢えていても、それを食べられないだろう。」



(5) Take an umbrella with you in case (  ).

1.it rains
2.it shall rain
3.it will be raining
4.it will rain


●解説

前半に、「傘を持っていきなさい」とあります。後半には in case を用いているので、「雨が降るといけないので」という意味になると推測できます。

'in case' は、時・条件を表す副詞節を導く接続詞扱い。したがって、in case 以下の単純未来の出来事は、"現在時制"で表現します。よって、1.it rains が正解となります。

日本語訳:「雨が降るといけないので、傘を持っていきなさい。」

※in case~などの副詞節を導く従位接続詞の確認は、高校英文法の従位接続詞を参照してください。



(6) Let's get going now in case the bus (  ) early.

1.doesn't leave
2.leaves
3.will leave
4.won't leave


●解説

後半に使われている in case は、「~するといけないので、~する場合に備えて」という意味で、時・条件を表す副詞節を導く接続詞扱いになります。 したがって、単純未来の出来事は、"現在時制"で表現しましょう。この時点で、未来形を用いた3.will leave , 4.won't leave は除外します。

1.doesn't leaveは意味的に不可。したがって、2.leaves が正解となります。

※ Let's get going.は、「(すぐに)出発しよう、出かけよう。元気出していってみよう。」

日本語訳:「バスが出発するといけないので、もう行こう。」



(7) Let's take an express train (  ) we can get there 20 minutes earlier.

1.in order
2.so that
3.such as
4.while



●解説

前半に「急行列車に乗ろう」とあり、後半の(  )以降には、「20分早く到着できる」とあります。したがって、(  )には「~するために、~できるために」という、目的を表す語句が入ると推測できます。

so that A may (can,will) ~ で、「Aが~するように(するために)」。したがって、2.so that が正解となります。

※ in order that A may (can,will) ~ でも「Aが~するように(するために)」となります。1.in orderは、thatがあれば正解でした。

日本語訳:「あと20分早くそこに到着できるように、急行列車に乗ろう。」

※so that A may (can,will) ~などの従位接続詞の確認は、高校英文法の従位接続詞を参照してください。



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※上記の英文法問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[20本-問8]というのは、2020年本試験の第2問の問8です。

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