関係詞を含む4択問題_センター試験

関係代名詞-1  関係代名詞-2 関係代名詞-3 

関係代名詞の問題-2



次の文の(  )内に、適する語を下から選びましょう。

(1) Social science, (  ) in 1998, is no longer taught at this college.

1.studying the subject
2.having studied
3.the subject I studied
4.I have studied


●解説

分詞構文と考えられる1.2.と、関係代名詞の目的格の省略と考えられる3.4.の選択肢から正解を選びます。

まず、1.2.の分詞構文ですが、~ingの前に意味上の主語がないので、主節の主語のSocial scienceと同じと考えます。すると、Social scienceと studyの関係は受動関係なので、Studyingやhaving studiedとはなりません。よって1.2.は不可。

つぎに4.ですが、in 1998とあるので、過去時制を用いなければいけないのに現在完了(have studied)となっています。さらに(  )の前にコンマがあるので、関係代名詞も必要です。

よって正解は、3.the subject I studiedとなります。Social science,とthe subjectは同格関係になり、the subject (which) I studied と関係代名詞の目的格が省略された形です。

日本語訳:「社会学は、1998年に私が学んだ科目だが、もはやこの大学では教えられてはいない。」

※関係代名詞の制限用法と非制限用法は、関係代名詞の制限用法・非制限用法を参照してください。




(2) Thank you, Hiromi.This book is exactly (  ) I wanted.

1.what 2.which 3.of which 4.that


●解説

先行詞が必要かどうかで判断します。This book is exactly~ とあるので、この文の補語でもある先行詞が必要です。(exactlyは副詞)

2.which 3.of which 4.that のいずれも先行詞(名詞)が必要です。したがって、(  ) には先行詞を含む関係代名詞、1.whatが入ります。

日本語訳:「ありがとう、ヒロミ。この本はまさしく私がほしかったものです。」

※関係代名詞whatの用法は、高校英文法の関係代名詞whatを参照してください。



(3) I think he is a very intelligent person, (  ) many people don't agree with me.

1.but 2.for 3.which 4.who


●解説

関係代名詞の非制限用法(継続用法)が使える感じがしますが、後ろの文は『完全な文』なので、コンマ以降の節で、主語・目的語・補語になる関係代名詞は用いられません。

1.but~「しかし~」, 2.for~「というのも~だからだ(理由)」。意味を考慮すると正解は、1.butです。

日本語訳:「彼はとても知的な人だと思う、しかし多くの人が私に同意してくれない。」

※butは等位接続詞なのですが、関係代名詞の知識も必要なので、この問題を関係詞代名詞のテーマに編入しました。




(4) “Which girl is Shiori ?” “The one (  ) had a chat with a moment ago.”

1.I 2.myself 3.that 4.who


●解説

with の存在をどう考えるか、という問題です。had a chat で「おしゃべりをする」。with~で、「~と」。つまり、The oneは「人」で、 (  )には目的格の関係代名詞that(whom)と、hadの主語Iが入ります。

→The one that I had a chat with~

(  )には一語しか入らないので、目的格の関係代名詞は省略し、主語だけを残します。よって正解は、1.Iです。

日本語訳:「どの女の子がシオリなの?」「ほんの少し前に、私がおしゃべりをしていた女の子です。」

※関係代名詞の基本用法は、高校英文法の関係代名詞の制限用法を参照してください。



(5) The typhoon suddenly became weaker, (  ) was good news for the village.

1.it 2.that 3.what 4.which


●解説

前半は「台風が弱くなった」とあり、後半は「~は村にとって良い知らせだった」とあるので、(  )にはwasの主語かつ、接続詞の働きを持つ非制限用法の『関係代名詞』が入ります。

1.it は、接続詞(andなど)が無いので不可。→, and it was~ そして、2.that と3.what は、非制限用法(コンマを伴う関係詞の用法)は無いので、不可。

よって正解は、4.whichです。

日本語訳:「台風は突然弱くなったが、それは村にとって良い知らせだった。」

※関係代名詞の制限用法と非制限用法は、関係代名詞の制限用法・非制限用法を参照してください。



(6) 0ur boss was sick at home, so we did (  ) we thought was needed to finish the project.

1.how 2.that 3.what 4.which


●解説

we did (  ) we thought was needed~ のwe thought は挿入節であり、形容詞節の S+V に含めません。→関係代名詞thatとof which/前置詞+関係代名詞/挿入節を参照

したがって、we thought を除外した、we did (  ) was needed~でカッコ内にあてはまる関係詞を考えます。この場合、(  )の前に先行詞が無いので、先行詞を含む関係代名詞が適切です。

よって正解は、3.whatとなります。

日本語訳:「社長は病気で寝込んでいた。だからその企画をやり遂げるのに必要だと思うことを我々は行った。」



(7) The ( A ) of treatment at the hospital is much lower for ( B ) who have health insurance.

1.A:cost B:them
2.A:cost B:those
3.A:fare B:them
4.A:fare B:those


●解説

病院の治療費は、costであり、fare は乗り物などの運賃。そして、those who~ で「~する人たち」という意味です。

したがって正解は、2.A:cost B:thoseとなります。

日本語訳:「健康保険に入っている人にとって、病院の治療費はずっと安い。」



関係代名詞-1  関係代名詞-2 関係代名詞-3 

※関係代名詞の問題演習は、高校英文法の関係代名詞の復習問題をチェックしてください。

※上記の問題は大学入試センター試験の英文法問題を引用しています。例えば[02本-問10]というのは、2002年本試験の第2問の問10です。

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