使役動詞の4択問題_センター試験


使役動詞の問題


次の文の(  )内に、適する語を下から選びましょう。

(1) I'm having my house (  ) at the moment, so could you come over next Friday instead?

1.be painted 2.paint 3.painted 4.to paint


●解説

使役動詞haveの用い方が問われています。have+O+Cで、「OがCされる」「OをCしてもらう」と和訳します。

OとCが能動関係のとき、Cは原形。OとCが受動関係のとき、Cは過去分詞となります。(O)my house と(C)paint との関係は、「家が塗られる」と受動関係となり、Cは過去分詞にします。

よって正解は、3.paintedです。

日本語訳:「現在我が家はペンキを塗ってもらっているので、代わりに次の金曜に来てもらえますか?」



(2) My parents never allowed me (  ) alone in the sea.

1.swim 2.swimming 3.to swim 4.to swimming


●解説

使役動詞allowは、allow+O+C(to do~)で、「OがCするのを許す」と和訳します。

この問題では過去分詞の選択肢がありませんが、基本的には、OとCが能動関係のとき、Cはto do。OとCが受動関係のとき、Cは過去分詞となります。(O)me と(C)to swim との関係は、「私が泳ぐ」と能動関係となり、Cは to do~にします。

よって正解は、3.to swimです。ちなみに似たような意味の、let が能動関係の場合、let+O+C(原形不定詞) となります。受動関係の場合は、allowと同じく(C)は過去分詞です。

日本語訳:「両親は私が一人で海で泳ぐことを決して許さなかった。」




(3) Although her parents had said "no" for a long time, they finally (  ) her go to Europe alone.

1.allowed 2.got 3.let 4.made


●解説

「両親がノーと言っていたが、…」と続くので、ここは「許す」と言う意味の allow かlet が選択肢となります。

使役動詞allowは、allow+O+C(to do~)で、letは、let+O+C(原形~)という形で、「OにCさせてやる」という意味になります。(  )の後が、 her go と原形を使っているので、正解は、3.letとなります。

参考:get+O+C(to do~) で、「OにCしてもらう」。make+O+C(原形~) で、「(無理に)OにCさせる」。←以上すべてOとCが能動関係の場合。

日本語訳:「彼女の両親は長い間ダメと言っていたが、ついに彼女が一人でヨーロッパへ行くことを許した。」




(4) “I like this photograph. Your children look really cute.” “Thanks. I had (  ) at a studio.”

1.done it
2.it does
3.it done
4.it to do


●解説

後者が、「私はスタジオで…」とあるので、 (  ) には「その写真を撮ってもらった」という意味が入ると推測できます。

さらに、it = this photograph , do = take であるを考えると、it is done という受動関係になることがわかります。よって正解は、3.it done。

参考:OとCが受動関係の場合、使役動詞は、have+O+C(過去分詞~) で、「OをCしてもらう」 ≒get+O+C(過去分詞~)

日本語訳:「この写真は気に入った。君の子どもたちはほんとうにかわいいね。」「ありがとう。それはスタジオで撮ってもらったんだ。」



(5) Akiko had her bag (  ) and lost all her money.

1.steal 2.stole 3.stealing 4.stolen


●解説

使役動詞haveは、have+O+C(過去分詞)で、「OがCされる」。OとCが受動関係の場合に、Cは過去分詞となります。本問では「彼女のバッグは盗まれた」ので、her bagとstealは受動関係です。

よって正解は、4.stolenです。

日本語訳:「アキコはバッグを盗まれて、お金をすべて失った。」



(6) If the pain in your throat becomes worse, have it (  ) at once.

1.check 2.checking 3.to check 4.checked


●解説

使役動詞haveは、have+O+C(過去分詞)で、「OがCされる」。OとCが受動関係の場合に、Cは過去分詞となります。本問では「喉がチェックされる」ので、itとcheckは受動関係です。

よって正解は、4.checkedです。

日本語訳:「喉の痛みがひどくなったのなら、すぐに診てもらいなさい。」



使役動詞のセンター試験問題②

※使役動詞の用法は、高校英文法の分詞の叙述用法「使役動詞」の項目を参照してください。

※上記の問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[91本-問14]というのは、1991年本試験の第2問の問14です。

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