5文型(1)-解説


第1文型~第4文型〔SV, SVC, SVO, SVOO〕がこのページのテーマです。特に第4文型 SVOO→第3文型 SVOへの書き換えをマスターしましょう。

このページの5文型は、中学英語文法(英検3級)の範囲で作成しています。発展的内容の5文型は、高校英文法の5文型を参照してください。

練習問題は → 5文型の問題(1)へ。



五文型の「文の要素」

(1)主語(S)…「~は,~が」と訳し、通常肯定文で一番前にある語です。

(2)動詞(V)…「~する,~である」と訳し、通常肯定文で主語の次に来る語です。→S+V

(3)補語(C)…主語や目的語を説明する語。→S=C、またはO=Cの関係です。

(4)目的語(O)‥・「~を,~に」と訳し、動作の対象を表す語です。→S≠OO≠C の関係です。

※ 文の要素以外には修飾語(M)があります。前置詞句(at~, in~, on~, without~, of~, with~などを伴う句)や、時・場所の副詞(yesterday, last year, today, now, then, there, here, )などが修飾語(M)です。


第1文型:S+V

主語+動詞だけでできている文で、多くの場合、修飾語(修=M)がついてきます。

He lives in America. (彼はアメリカに住んでいます。)
 [(S)He (V)lives ()in America ]

● There are some books on the desk. (机の上に本が数冊あります。)
 [(V)are (S)books ()on the desk ]

※There is(are)~ →(~がある)の文は、主語がis(are)の後にあります。Thereは形式語(飾り)だと思ってください。



第2文型:S+V+C

主語+動詞+補語。補語は主語の内容を説明する、S=Cの関係です。 第2文型の動詞は、be動詞, become(~になる), look(~に見える), sound(~に聞こえる), taste(~の味がする), get(~になる), feel(~に感じる),などがあります。

This is a book. (これは本です。)
 [(S)This (V)is (C)book ]

It sounds great. (それは面白そうですね。)
 [(S)It (V)sounds (C)great ]



第3文型S+V+O

主語+動詞+目的語。目的語になるのは、名詞・代名詞、動名詞(句)、不定詞(句)、名詞節などです。

She has a pen. (彼女はペンを持っています。)
 [(S)She (V)has (O)pen ]

He likes to play tennis. (彼はテニスをするのが好きです。)
 [(S)He (V)likes (O)to play tennis ]→(O):不定詞句

I think that he is a good player. (彼は良い選手だと私は思います。)
 [(S)I (V)think (O)that he is a good player ]→(O):名詞節


第4文型S+V+O+O

主語+動詞+目的語+目的語。2つの目的語がある文で、多くは(人)+(物)の語順です。前の目的語(~に)は間接目的語(IO)、後ろの目的語(~を)は直接目的語(DO)、と区別されます。

She teaches us English.
 [(S)She (V)teaches (O)us (O)English ] (彼女は私たちに英語を教えてくれます。)

※目的語の人と物を入れ変えると、to, for が必要になり、第3文型の文になります。

She teaches English to us.
 [(S)She (V)teaches (O)English ()to us ]

My uncle bought me a pen.
 [(S)My uncle (V)bought (O)me (O)pen ] (私のおじは私にペンを買ってくれました。)

My uncle bought a pen for me.
 [(S)My uncle (V)bought (O)pen ()for me ]

※teach, give, show などは、人と物を入れ替えるとtoが、make, buyなどはforが必要です。
詳しくは→高校英文法の第4文型



理解度チェック → 5文型の問題(1)へ。

関連ページ: 第5文型SVOCの問題(2) | 第5文型SVOCの解説(2) | 高校英語文法 | 英検3級 英熟語テスト | 英検3級 英単語テスト |

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