高校英語の助動詞must,have to

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助動詞 must, have to

高校英文法の助動詞 must は、①(~しなければならない) ②(~にちがいない)。have to は、①(~しなければならない)、という意味です。

must の用法

  1. 「義務・必要」(~しなければならない) ⇔ する必要は無い [ need not, don't have to ]

  2. 「推量」(~にちがいない) ⇔ ~のはずがない [ cannot ]

  3. 「必然・運命」(~という運命だ


◎1.「義務・必要」の must は、(~しなければならない)という意味で、受験英語では have to との書き換えが出題されます。 また、mustの疑問文に対する受け答えは、否定文で don't have [need] to ~, need not ~ を用います。{頻出}

● Must I do it now? - No, you don't have to.
[ = don't need to / need not (needn't)]
(それを今しなければいけませんか? いいえ、その必要はありません。)

mustn't は「禁止」を表し、(~してはならない)という意味ですから、No の受け答えでは不適当です。[肯定は Yes, you must.]


◎2.「推量」の must は、(~にちがいない)という意味で、have to (~しなければならない) とは書き換えができません。 反対の意味は、cannot (~のはずがない) となります。{頻出}

● She must tell a lie.⇔ She cannot tell a lie.
(彼女は嘘をついているにちがいない。⇔ ~のはずがない)

☆また、must have 過去分詞~ で、(~だったにちがいない)という、過去を推量する意味となります。

● She must have told a lie at that time.
(彼女はそのとき嘘をついていたにちがいない。)


◎3.「必然・運命」の must は、(~という運命だ) という意味です。

● Man must die. (人は死ぬ運命にある。)



have to の用法

must (~しなければならない) の書き換えでよく出題されます。

  1. 現在形 ⇒ have to / has to (~しなければならない)

  2. 過去形 ⇒ had to (~しなければならなかった)

  3. 未来形 ⇒ will have to (~しなければならないだろう)

  4. 現在完了形 ⇒ have had to / has had to (~しなければならなかった)

疑問文は、以下のようになります。

Do you have to study math?
Does he have to ~ ?
Did he have to ~ ?



must と have to の違いは?

一言でいうと、must は(~しろ)という「指示/命令」、have to は 外的要因から生ずる「必要性」(~する必要がある) です。

● You must do it now.
(それをすぐにしなさい。)⇒ ~しろ、と「指示命令」しています

● You have to do it now.
(それをすぐにしなさい。)⇒ ~する必要があるよ、と「提言」しています


つまり、鬼軍曹が部下である二等兵に「~しろ」、と命令する場合は must ということになります。



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