高校英文法の第4文型SVOO

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第4文型

第4文型SVOOの文では、目的語(O)がふたつ出てきます。二つの目的語を区別して、S+V+IO+DOとも表記します。一方で第5文型SVOCの文では、目的語(O)と補語(C)がそれぞれ出てきます。違いを理解していただければそう混乱することもありません。

第4文型でのキーワードは、IODO です。



S+V+IO+DO (第4文型)

目的語を二つ伴う、「授与動詞」- give, buy, teach など。

IOとは、Indirect Object の略で、間接目的語です。大抵、「~に」と訳せます。

DOとは、Direct Object の略で、直接目的語です。大抵、「~を」と訳せます。

また、IO と DO の関係は、IODO になります。イコールにはなりません。



早速、第4文型の例文を見てみましょう。

●He gave me a box.
 [ S V IODO ]
(彼は私に箱をくれた。)

IODO の関係です。 ですよね。


もうひとつ第4文型の例文を見てみましょう。

●Mr. Johnson teaches us English.
 [ S V IODO ]
(ジョンソン先生は私達に英語を教えてくれる。)

やはり、IODO の関係です。私達英語 です。



第4文型⇔第3文型

つぎに、第4文型と第3文型の書き換え、つまり、IO とDO の入れ替えについて見ていきましょう。中学の英語では、「人と物を入れ替えると、前置詞が必要になる」と、教わったのを覚えていますでしょうか?

第4文型の S+V+IO+DO から、第3文型の S+V+O+ 前置詞 + 修飾語 に書き換えるタイプです。ただし、前置詞は動詞によって異なるので、覚えておかなければなりません。



※IO と DO の入れ替え [第4文型⇒第3文型]

IO とDO を入れ替える場合、前置詞 to, for, ofを置きます。

★to が必要な場合

give という動詞を使った第4文型の場合、第3文型にするときの前置詞は to になります。

●He gave me a box.
 He gave a box to me.
 [ S V O修飾語 ]


★for が必要な場合

buy という動詞の第4文型の場合、第3文型にするときの前置詞は for になります。

●My uncle bought me a watch.
 My uncle bought a watch for me.
 [ S V O修飾語 ]


★of が必要な場合

ask という動詞の第4文型では、第3文型にするときの前置詞は of になります。

●May I ask you a favor? (お願いがあるのですが)
 May I ask a favor of you?
 [ S V O修飾語 ]


※第4文型から第3文型に書き換えるとき、動詞と前置詞の関係は以下に記した通りです。(ちなみに、下線部は中学英語でも頻出の動詞です。)

to がくる動詞… tell, give, show, teach, lend, send, bring, write など

for がくる動詞… buy, make, find, get, choose, cook, do など

of がくる動詞… ask, beg, inquireなど


第4文型 to forの覚え方

第4文型の動詞で、IOとDOを入れ替えたときの to forの覚え方は次の通りです。

to は方向を表す前置詞ですから、「~に」「~へ」という意味が強ければ、to だと覚えておきましょう。:tell「~に言う」、give「~に与える」、show「~に見せる」、teach「~に教える」、lend「~に貸す」、send「~に送る」、bring「~に持ってくる」、write「~に書く」…など。

一方、for は「~のために」=「受益者」という意味合いの強い動詞に用います。:buy「~のために買う」、make「~のために作る」、find「~のために見つける」, get「~のために取ってくる」, choose「~のために選ぶ」, cook「~のために料理する」、do「~のためにしてやる」…など。



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