高校英文法の5文型

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第1文型

五文型と聞いて、拒否反応を起こす方が多くいらっしゃいます。関係詞や仮定法と違って、五文型は取り扱う範囲が広く、なかなか理解のできないテーマだからだと思います。

「目的語と補語の違いがわからない」「修飾語って、なあに?」よくそんな事を耳にします。そんな方にもわかりやすく簡潔にまとめてますので、しっかり最後まで読んでみてください。

※以下、S(主語), V(動詞),C(補語),O(目的語)の略字で説明しています。


S+V (第1文型)

補語(C)を伴わない、「完全自動詞」 come, rise, sing, liveなどがこの第1文型で登場します。では早速、第1文型の例文を見てみましょう。

He came to Japan last year.
 [ SV修飾語修飾語 ]
(彼は昨年日本に来た。)


もう1つ例文を見てみましょう

●The sun rises in the east.
 [ SV修飾語 ]
(太陽は東から昇る。)


S+Vのみの文です。目的語も補語もありません。とても簡単な文構造なのですが、余分なものが付いてますネ。そう「修飾語」です。この「修飾語」はくせもので、五文型の苦手な方は、「目的語」や「補語」と混同してしまいます。そこで、「修飾語」と「目的語」「補語」を見分ける基準を以下に示しておきます。


※ 修飾語になるもので、注意しておきたい語句

1. 前置詞句 - on the table, at school, in June, of the team など

前置詞がついてれば、まず修飾語だと思ってください。(といっても、全部じゃないのですが)

2. 時・場所を表す副詞 - then, yesterday, last night, there, hereなど

文の最後のほうにくっついてるやつですね。たまに一番前にあったりもします。

3. 頻度を表す副詞 - always, often, usually, sometimes, rarely など

動詞を修飾する副詞です。一般動詞の前、be動詞の後(助動詞の後)にくっついてます。

4. その他の副詞 - well, hard, early など

一般動詞などを修飾する副詞です。主に一般動詞の後ろにあるので、よく目的語と勘違いする方がいるので要注意です。


※修飾語になるのは、「形容詞」「副詞」です。形容詞・副詞の働きのある句や節も同様に修飾語となります。 なお、品詞や句・節についての詳しい説明は、「品詞」・「」・「」のテーマで。



●There is a pen on the table.
  [ VS修飾語]
(テーブルの上にペンがある。)


これも第1文型です。There は形式語で、特に意味を持ちません。ぱっと見、主語のように使われていますが、五文型では単なる飾りだと思ってください。主語は後ろにあります。だから、be動詞が is か are かは後ろの名詞次第なのです。



☆発展☆

there + 存在・出現などの動詞 + S → これも第1文型です

●There stands a church on the hill.
  [ VS修飾語]
(丘の上に教会が建っている。)


●There once lived a wise man.
  [ VS ]
(かつて一人の賢者が住んでいた。)




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