知覚動詞の4択問題_センター試験


知覚動詞の問題


次の文の(  )内に、適する語を下から選びましょう。

(1) Kate speaks English very fast. I've never heard English (  ) so quickly.

1.speak 2.speaking 3.spoken 4.to speak


●解説

知覚動詞 see, hear, feel などの用い方は、知覚動詞+O+Cで、「OがCする」「OがCしている」「OがCされる」の三通りあります。

OとCが能動関係のとき、Cは原形もしくは~ing形。OとCが受動関係のとき、Cは過去分詞となります。(O)English と(C)speak との関係は、「英語が話される」と受動関係となり、Cは過去分詞になります。

よって正解は、3.spokenです。

日本語訳:「ケイトは英語をとても速く話す。私は英語がそんなに速く話されるのを聞いたことがない。」




(2) When I looked out of the window last night, I saw a cat (  ) into my neighbor's yard.

1.is sneaked 2.sneaking 3.sneaks 4.to sneak


●解説

知覚動詞+O+Cで、「OがCする」「OがCしている」「OがCされる」。cat(O)とsneak(C)は能動関係なので、sneak(C)は原形もしくは~ing形となります。

1.is sneaked は、catと受動関係であり、しかも過去時制になっていないので不可。3.sneaks は、過去時制になっていないので不可。

see+O+~ing で、「Oが~しているのを見る」。よって正解は、2.sneakingです。

日本語訳:「昨夜窓の外を見ると、隣人の庭に猫が忍び込んでいるのを見た。」
※sneak「こそこそする、こっそり(出入り)する」




(3) Rafael ( A ) a pair of swallows ( B ) a nest in the tree in front of the house.

1.A:looked B:making
2.A:looked B:to make
3.A:saw B:making
4.A:saw B:to make


●解説

まず(A)にはいる動詞ですが、lookは「~を見る」という場合、look at+O(名詞)~で使います。よって動詞はseeとなります。

seeは、see(知覚動詞)+O+C(~ing)で、「OがCしているのを見る」。Cに原形不定詞はOKですが、to不定詞は用いられません。よって正解は、3.A:saw B:makingです。

日本語訳:「ラファエルは、家の前の木にツバメのつがいが巣を作っているのを見た。」



※知覚動詞の用法は、高校英文法の分詞の叙述用法「知覚動詞」の項目を参照してください。

※上記の問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[92本-問14]というのは、1992年本試験の第2問の問14です。

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